変数の定義
TypeScriptでは、JavaScriptと同様にvar
、let
、const
を使って変数を定義できますが、型注釈(型アノテーション)を使って型の安全性を強化できます。
🔰 基本構文
const メンバー名: 型 = 値;
let
: 再代入可能な変数const
: 再代入不可な定数var
: 推奨されない(巻き上げやスコープの問題)
基本は「const」を使い、再代入が必要な場合のみ「let」を使う
型推論を活用した例
const city = "Tokyo"; // TypeScriptは string 型と推論
const year = 2025; // number 型と推論
⚠ var
を使うべきでない理由
function example() {
if (true) {
var message = "Hello";
}
console.log(message); // "Hello" - ブロックスコープを無視
}
var
は関数スコープで、ブロック内の変数が外からもアクセス可能になることがあります。
🧪 型を明示すべきタイミング
- 複雑な型(配列、オブジェクト、ユニオン型など)
- 初期値が
null
やundefined
の場合 - 後から型のヒントがなくなるケース
const items: string[] = []; // 型を明示して初期化
✅ まとめ
var
は使わない。- 型注釈は明示的に書くことでコードの意図を明確にできる。
- const優先、変更が必要な場合だけletを使う。